愛され続ける理由がちゃんとある
今回ご紹介するのは、ヤマグチさんが所有する1992年式のボルボ 240 エステート。
ネオクラシックカーを代表する一台として、今もなお高い人気を誇る240。
説明不要と言ってしまってもいいくらい有名なクルマだけれど、改めて向き合ってみると、なぜここまで長く愛されてきたのかがよく分かる。
角張ったボディなのにどこか柔らかい。
大きなガラスエリアやゆったりとしたシートには不思議な安心感があって、乗り込むだけで少し肩の力が抜けるような感覚がある。
そして240最大の魅力は、その独特なのんびりとしたフィーリング。
速く走るためのクルマではないし、最新の装備があるわけでもない。
それでもハンドルを握っていると何故か気分が良くなってしまう。
240に乗ったことがある人なら、きっと共感してもらえる感覚だと思う。



ちゃんと整備されてきた240
この個体の嬉しいポイントは、長年ボルボ専門店で整備されてきたこと。
ヤマグチさんが所有していた約6年間も、半年ごとのオイル交換を欠かさず行いながら大切に維持されてきた。
フロントショックアブソーバーやブレーキホース、タイロッド、エンジンマウント、マフラー交換など、足回りや消耗部品にも手が入っており、整備履歴を見ても丁寧に付き合われてきたことが分かる。
さらに屋内保管だったこともあり、240で悩まされることの多いダッシュボードの割れが見られないのも嬉しいポイント。
走行距離は20万kmを超えているものの、240というクルマを知っている人からすると、それだけで敬遠する数字ではないはずだ。



長く付き合うほど好きになる
240が世界中で愛され続けている理由のひとつは、そのシンプルな構造にある。
複雑な電子制御が少なく、きちんとメンテナンスを続けながら付き合っていけば、長く乗り続けることができる。
実際にヨーロッパや北米では30万km、40万kmと走り続ける個体も珍しくない。
大きな荷室を備えたエステートボディは、人も荷物も無理なく載せることができるし、趣味の道具を積み込んで出掛けるのにもぴったり。
スタイルと実用性、そのどちらも諦めたくない人にとっては理想的な存在かもしれない。
何かが突出して優れているわけではない。
だけど気付けば手放したくなくなっている。
そんな240らしい魅力が詰まった一台だ。







