航空機のDNAと、あの名車の面影を残して
【モデル名: Saab 9-3 Viggen 】
スウェーデンの広大な空を飛んでいた、航空機メーカーとしてのルーツを持つSaab。
そのクルマ作りに息づく独特の機能美や、どこか理詰めでいなたいデザインは、
今も世界中に多くのファンがいる。
Saabと聞くと、ドライブマイカーの劇中車としても知られている「Saab 900」をイメージ
する人も多いと思うけど、今回紹介するのは「9-3」というその後継にあたるモデル。
独特のハッチバックスタイルや航空機のコックピットを模したインパネなど、
900のアイデンティティはしっかりと受け継がれているのが分かるよね。



北欧の稲妻!?戦闘機から名付けられた国内25台の特別仕様
今回紹介する「9-3」はサーブの中でも珍しくサブブランド名が付けられたモデル。
「Viggen」はスウェーデン語で「稲妻」を意味していて、
実はかつて、Saabが1970年から1990年にかけて製造していたスウェーデン空軍の戦闘機から名付けられているんだって。
かつての名機の名を冠するなんて、並々ならぬ気合いを感じるよね。
それはもちろんスペックにも表れていて、コンパクトな車体に230馬力という強固なパワー、そして5速マニュアルという自分の手と足で運転を楽しむことができる。
0-100mの加速は6.4秒!現代のスポーツカーにも引けを取らないスペックを隠し持ってるのもロマンがあるよね。




ハイテクスニーカーのような見た目と、コックピットに潜む遊び心。
まず見た目で目を引くのが、本物の航空機エンジニアたちが空力を手がけたという専用のエアロパーツ。
ハッチバックの端正なボディラインのあるSaabだけど、このViggenは、フロントやサイドのエアロが程よくぽってりとしたボリューム感を出していて、それがまるで少し厚底のハイテクスニーカーを履いているみたいで最高にグッド◎
どこかストリート感のある今の気分にもぴったりハマるよね。
内装にもこだわりがあって、肉厚なバケットシートの背もたれには、戦闘機ビゲンのデルタ翼(三角翼)をモチーフにしたエンブレムが誇らしげに型押しされていたり、ダッシュボードを眺めれば、サーブの代名詞でもある「シフトレバーのすぐ後ろに鍵を差し込む」独特のスタイルも健在。
夜間走行時にスピードメーター以外の照明をすっと消して、夜の街の景色に集中できる「ナイトパネル」機能など、航空機メーカーの遊び心が散りばめられている◎
見た目はちょっとお洒落なハイテクスニーカー、だけど中身はロマンの塊。
このどこかクラシックな空間で、5速マニュアルのシフトをカチッと入れて、お気に入りの音楽を流しながら街を流してみるのはどう?



text: Kazuki Munakataedit: Hana Miyamoto
photo: Makoto Nakamura
CCG'S Good Point




