まず最初に試すのは「気軽さと安心感のマクドナルド」から
クルマで出かける日の楽しみのひとつ、ドライブスルー。
小腹が空いたときやサクッと食事を済ませたいとき、ステアリングを握ったまま買い込める手軽さは、やっぱりドライブの強い味方◎
だけど、運転席でハンバーガーを口に運ぶとき、僕らは密かに小さな緊張感を抱えている。
ソースが垂れてシートを汚さないか。片手でスマートに持てるか。口まわりを汚さず食べられるか。
今回は、ハンバーガーと言ったらおなじみのマクドナルド、モスバーガー、バーガーキングの3店をピックアップ。車内での「食べやすさ」という視点から、それぞれの仕上がりを紐解いてみた。
まずは説明不要のナショナルチェーン、マクドナルド。
チョイスしたのは、定番の「ビッグマック」と、スタンダードなサイズ感の「ダブルチーズバーガー」。
「ビッグマック」は、ボリュームと満足感が魅力だけれど、片手で扱うには少々厚みがありすぎる。食べ進めるうちに中央のバンズが滑ってしまうこともあり、車内よりもパーキングに停めて、両手でじっくり向き合いたい佇まい。
一方、圧倒的にドライブ向きなのが「ダブルチーズバーガー」。
手のひらにすっと収まるコンパクトなサイズ感で、片手で持っても形が崩れない。しかも、味付けはケチャップだから、ソースのようにダラダラとこぼれそうになるリスクも少ない。信号待ちのちょっとしたタイミングでもスマートに口へ運べるこのフィット感は、まさにドライブ向きかも!


溢れる贅沢なソース。クルマを降りて味わいたいモスバーガー
根強いファンを持つモスバーガーでは、王道の「モスバーガー」と、同行した学生ライターふたりが激推しする「スパイシーモスバーガー」をオーダー。
ジューシーな厚切りトマトと、たっぷりと注がれたミートソース。一口かぶりつくと、溢れ出る素材の旨味と水分が口いっぱいに広がる…のだが、車内という環境において、これはなかなかのハイリスク。うっかりするとソースが滴り落ち、頬や手を汚してしまう。
もう一つ注文したスパイシーモスは、車内で綺麗に食べるには高度なスキルが必要かも!?ちなみに同行したライターふたりによれば、包み紙に残ったハラペーニョとソースにポテトをディップして食べるのが醍醐味なんだとか。
包み紙が袋状(ポケットタイプ)になっている工夫はありがたいけど、傾けるとソースが流れてしまう緊張感は否めない。この贅沢な味わいは、車内ではなく公園のベンチやテーブルで楽しむのが正解かもしれない。


アメリカンな満足感と予期せぬ扱いやすさのバーガーキング
最後に、近年、都心部でも存在感を増しているバーガーキングで、ベーシックな「ワッパー」と個人的に惹かれた「アボカドワッパー」を注文。
バーガーキングのハンバーガーは、直火焼きの香ばしいパティが魅力で、他店のバーガーと比べても一回り、いや二回りほど大きい存在感。それもそのはず、「ワッパー」という英語には「とてつもなく大きなもの」「けた外れなもの」という意味があるらしい。しかし実際に持ってみると、厚みというよりは平たい大判形状をしているから、思いのほか具材がこぼれにくく安定感がある◎
とはいえ、片手で持つには少々オーバーサイズ。車内でスマートに楽しむなら、味のクオリティはそのままにサイズダウンした「ワッパーJr.」を選ぶのがスマートな選択と言えそう。ドライブスルー併設店舗がまだ少ないことだけが、カーライフ視点では少し惜しいポイント。
ちなみに、個人的にはアボカドワッパーのジャンキーでありながらまろやかなテイストがお気に入り。ドライブの疲労感を吹き飛ばしてくれる食べ応えと、少しながら野菜を食べてるという満足感が得られるのでオススメ◎
3社を比較してみて見えてきた、車内で本当に食べやすいバーガーのロジック。
それは、ソースがゆるくなく、こぼれにくいハンバーガーであること、そして片手で持ちやすくて口を大きく開けずに済む、大きすぎないハンバーガーであることだ。
総合力で見れば、やはりマクドナルドの「ダブルチーズバーガー」のような商品が頭一つ抜けている。次点で、フラットな形状で崩れにくいバーガーキングの「ワッパー」が続く。
「モスバーガー」のフレッシュなトマトと溢れるミートソースは、まさに唯一無二の贅沢だけど、車内で楽しむにはあまりにハイリスク。これは移動中ではなく、景色が良いパーキングに車を停めて、両手でゆっくりと向き合うのが正解かも?
せっかくのドライブ、愛車を汚すストレスからは解放されたいもの。次にドライブスルーの看板を見上げたときは、ぜひこの「車内での扱いやすさ」を基準にメニューを選んでみてほしい。


text: Rio Yoshinoedit: Kazuki Munakata
photo: Rinsuke Yoshida





